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お酒が強い人は痛風リスクが2.27倍上昇…!痛風のお酒の関係って?

お酒が強い人は痛風リスクが高くなるという研究結果が発表されています。
一般的に、痛風にはプリン体を多く含むビールが悪いとされますが、遺伝子やアルコール自体が問題になるようです。
今回は痛風とお酒の関係についてまとめました。

お酒が強いと痛風リスクが2.27倍!

防衛医科大学校などの研究グループによって、お酒が強い人は弱い人に比べて痛風リスクが2倍以上高くなることがわかりました。

この研究は、アルコールを分解する酵素、「ALDH2」に着目して行われました。
ALDH2 の働きはALDH2を作る遺伝子の違いによって異なり、この遺伝子に変異がある場合は、アルコール分解が遅くなるため、お酒が弱いとされています。

研究では、痛風の男性患者1048 人と尿酸値が正常で痛風の無い男性1334 人の遺伝子を解析し、遺伝子の変異の有無について比較しました。
その結果、遺伝子に変異がない(お酒が強い)人は、変異がある(お酒が弱い)人に比べて痛風リスクが2.27倍高いことが判明しました。

お酒が痛風リスクを高めることは以前から言われていましたが、今回の研究はそれを遺伝的な側面から裏付ける結果となりました。

ビール以外のお酒もだめ?

お酒にはビール、焼酎、日本酒、ワインなど様々なものがありますが、もっとも痛風に関係しているのはビールです。
ビールには尿酸値を上げる原因となるプリン体が多くまれているため、痛風によくないとされています
では、プリン体ゼロの発泡酒やプリン体が少ない焼酎であれば、飲んでも問題ないのでしょうか?

結論から言うと、プリン体ゼロであっても、アルコールを摂取することで尿酸値が上がるため、お酒であればビールであろうと焼酎であろうと痛風リスクは高くなります。

プリン体ゼロでも尿酸値が上がる理由

アルコールによって尿酸値が上がる理由は2つあります。

ひとつはアルコールが肝臓で解毒される時に尿酸のもととなる「ATP(アデノシン三リン酸)」が利用されるからです。
ATPが利用されることで尿酸の生成が促されてしまうのです。

ふたつ目はアルコールが解毒される時に作られる「乳酸」に尿酸の排泄を妨げる働きがあるからです。
通常、尿酸のほとんどは尿とともに排泄されますが、乳酸によって尿酸が体内に留まってしまうのです。
また、アルコールの利尿作用によって、水分の排泄量は増えるため、お酒を飲めば飲むほど体内の尿酸濃度が高くなってしまいます。

さいごに

痛風は高血圧や心疾患、脳卒中につながる可能性があります。
お酒が強い人はついつい飲みすぎてしまう傾向にありますが、遺伝的に痛風リスクが高くなっているため、飲みすぎには十分に注意してください。
また、ビール以外のお酒でもアルコールであれば尿酸値は上がるため、尿酸値が高い人や痛風の人はアルコールを極力控えるようにしましょう。

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