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      2016/05/18

 歯

あなたの歯、28本ありますか?歯の先天性欠如って?

みなさんは自分の歯の本数を数えたことはありますか?
通常、永久歯は親知らずを除いて28本あるのですが、近年、永久歯がもともと少ない先天性欠如の方が増えています。
そこで今回は歯の先天性欠如についてまとめました。

歯の先天性欠如とは?

人の歯は3歳ごろから乳歯が生え始め、すべてそろうと20本の乳歯が並びます。
その後、成長とともに永久歯の歯胚(歯の卵)が育ち、乳歯が抜け落ち、親知らずを除くと28本の永久歯が並びます。
しかし、先天性欠如の場合は歯胚ができないため、永久歯が生えてこないままになり、乳歯が残ったり、歯の間にすき間ができたりするのです。

原因は?

歯の先天性欠如は歯胚ができないことによって起こりますが、原因はよくわかっていません。
今のところ、遺伝や妊娠中の栄養不足、全身疾患、薬の副作用が原因ではないかと考えられています。
欠如している歯が複数本ある場合は全身疾患との関連が強いと言われています。

約10人に1人の割合で起こる先天性欠如

日本小児歯科学会が2007~2008年にかけて行った全国調査によると、永久歯の先天性欠如の発生頻度は10.1%となっており、最近生まれた子ほど割合が高い傾向にあることもわかっています。

また、永久歯の欠如は上あごより下あごに発生する場合が多く、前から5番目(第2小臼歯)と前から2番目(側切歯)の欠如が多いという結果が出ています。

歯並びや噛み合わせ悪化の原因に

先天性欠如の場合は、乳歯が永久歯に押し出されることがないため、乳歯がそのまま残ることになります。
噛み合わせの面では問題ありませんが、乳歯は虫歯になりやすく、根も短いため、20~30歳までの間に抜けてしまうことがほとんどです。

歯が抜けた状態のままにしておくと、隙間ができたり、周りの歯が動いたりして歯並びや噛み合わせが悪くなってしまいます。
また、顎の成長に悪影響を与え、顎関節症の原因になることもあります。

先天性欠如の治療法は?

先天性欠如の歯が見つかっても、小学生ほどの年齢であれば、経過観察をしていく場合がほとんどです。
中学生くらいになり、歯全体の矯正治療が可能になってくると、乳歯を抜歯し、周りの永久歯を移動させて歯並びを整えていきます。

30歳以降になると矯正の適齢期を過ぎているため、インプラントやブリッジ、入れ歯などを使って歯のすき間を埋めて噛み合わせを改善していきます。

過剰歯や癒合歯といった異常も…

先天性欠如以外にも過剰歯や癒合歯といった歯の本数の異常が起こることがあります。

過剰歯とは

過剰歯とは、通常の乳歯20本、永久歯28本よりも歯が多くあることです。
歯胚が多く作られたり、分裂したりすることが原因で過剰歯が発生します。

癒合歯とは

癒合歯とは、歯と歯がくっついて1本の歯のようになっていることです。
癒合歯は永久歯よりも乳歯で発生する場合が多く、胎児の時に歯胚がくっついてしまうことが原因と言われています。

さいごに

歯の先天性欠如は約10人に1人の割合と、意外と多く発生しています。
歯並びや噛み合わせを悪くする原因になるため、先天性欠如が見つかった場合はしっかり歯科医に相談して治療していきましょう。

歯の健康がボケ防止になるって本当?
詳しくはコチラをご覧ください。

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