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突然キーンという音が…気になる「耳鳴り」の原因は?病気との関連は?

「キーン」というなんとも言えない音が耳の奥で続く…。
耳鳴りのつらさはなかなか周囲から理解されず、苦しんでいる方が多い疾患です。

イライラしたり周囲の音が聞きづらくなったりするだけでなく、頭痛を伴ったり眠れなかったり、生活にも支障が出てきます。
実は耳鳴りは、日本で5人に一人が症状を感じ、そのうち10%が日常生活に支障をきたすレベルと言われています。

今回は、耳鳴りの原因と対策方法についてチェックしていきましょう。

キーン…これって何?耳鳴りの症状をチェック

耳鳴りとは、何らかの原因で聴覚に関する神経経路が過敏になって、自分だけに音が聞こえる症状をいいます。

症状には、時間を置いて聞こえるタイプ、常時鳴り続けているタイプ、地震の前や気圧の変化で耳鳴りを感じる方などもいます。
聞こえ方も、キーンという金属音に近い高い音、ピーという電子音のような音、シャーというテレビの砂嵐のような音、ブーンという揺れるような重低音など、音の種類にも個人差があります。
また、難聴や頭痛、めまいをともなっているケースも多くみられます。

耳鳴りは、しくみや原因が解明されていない部分が多く、医師にも判断がつきにくいために、症状がおさまらずに悩んでいる方が多いといわれています。

どうして急に?耳鳴りの原因とは

一時的な耳鳴りは、人間の生理的な働きの一種であると考えられます。
しかし何日も続いたり、慢性的に起こる場合、原因はストレスからくるものや加齢性のものなど実にさまざまです。
また、別の病気が潜んでいる場合もあるので、放っておくと危険です。

血行不良

耳の周囲だけでなく、頭部や首の血行が悪くなると、耳鳴りに発展することがよくあります。
長時間のデスクワークや運動不足、慢性的な肩こり、ストレスや寝不足、冷え、眼精疲労なども血行不良を招きます。
首や肩のストレッチを行ったり、半身浴やマッサージを行うなど、血の流れを良くすることを心がけましょう。

風邪

風邪をひいた時や、熱を出した時に耳鳴りをともなう場合があります。
これは、風邪のウイルスや細菌が耳の中まで侵入し、外耳や内耳まで達したことが原因です。
風邪の症状がおさまっても耳鳴りが収まらない場合、抗生物質を服用して細菌を殺すことで、たいていは治癒します。

※風邪の際に鼻を強くかみすぎて内耳に炎症が起き、耳鳴りにつながっている場合もあります。

老化

加齢が耳鳴りの原因となっている場合もあり、中高年の約3割が耳鳴りを経験していると言われています。
これは、耳の奥の蝸牛というところにある細胞が衰えていくことや、聴力の低下が原因です。
難聴をともなうことも多くあります。

加齢による衰えは止めることはできませんが、血行をよくしたり身体を温めることで内耳の血流がよくなり、症状が改善されることがあります。

また、更年期障害の症状の1つにも耳鳴りは含まれます。
ほてりやのぼせなど、更年期障害の症状もあるような場合は、婦人科に相談してみましょう。
ホルモン剤や漢方薬が効果を発揮することがあります。

気圧

鼓膜の内側の気圧と外側の気圧に、急激に差が生じると耳鳴りが起こることがあります。
エレベーターや飛行機で一時的に経験したことがある方も多いと思いますが、耳鳴りが起こりやすい方の場合、低気圧や台風の影響などでも症状が出てきます。

耳鳴りの症状が出る病気

突発性難聴

急に片方の耳に強い耳鳴りが起こり、難聴やめまいをともないます。
ストレスや過労が原因で起こる場合が多いので、原因をとりのぞき、服薬でよくなります。
繰り返すこともほとんどありません。

メニエール病

ぐるぐると回るようなめまいと、それが原因の吐き気が特徴で、片方の耳に難聴と低音の耳鳴りが続きます。
徹夜での仕事や頭を使う仕事をしている人に多く、過労やストレスが引き金になります。
メカニズムが解明されていなく、難聴が進行することもあるので、早めの治療が必要です。

急性低音障害型難聴

耳の奥にある内耳というところに水がたまり、急に低音が聞こえなくなり、耳が詰まった感覚と、耳鳴りの症状が現れます。
血行不良やストレスを抱えた女性に発症しやすく、治療しても再発することがあります。

耳鳴りが続く、悪化する…それは病気の前兆かも?

血行不良や気圧の関係であれば、対処すればすぐに症状が解消されることがあります。
しかし、日常生活に支障が出るほど耳鳴りがひどい、何日も続く、という場合、病気が考えられます。
内科や心療内科系にも、耳鳴りを伴う病気がいくつかありますので、症状があてはまる場合は、お医者さんに相談しましょう。

可能性がある病気

自律神経失調症

自律神経のバランスがうまくとれていない場合に起こる症状に、めまい、耳鳴り、難聴があります。
耳鼻科で異常がなかった場合は自律神経失調症の可能性があります。

うつ病

うつ病の症状のひとつに耳鳴りもあげられますが、耳鳴りにとらわれすぎる不安や過剰反応によって、逆に耳鳴りからうつ病を発症することもあります。

頭蓋骨の歪み

内耳や外耳は頭蓋骨のひとつである側頭骨のなかにあるため、側頭骨がゆがむと、内耳に影響を与えてしまい、耳鳴りをともなう場合があります。

顎関節症

顎関節は耳の近くにあるため、顎の異常は耳の中まで影響があります。
顎関節症の場合、耳鳴りのほかにめまいをともなう場合が多いといわれています。

糖尿病

糖尿病が進行すると、ソルビトールという物質が神経を犯していき、神経障害という合併症を引き起こします。
この神経障害が、耳鳴りやめまいにつながってきます。

高血圧

高血圧によって血流に異常がある場合、耳の近くにある血管の流れが聞こえる場合があります。
また、降圧剤の影響で耳鳴りがある場合もあります。

耳鳴りは何科に行けば良いの?

耳鳴りで受診する場合、まずは耳鼻咽喉科へ行ってみましょう。
めまいに詳しい医院だとなお良いです。
耳の機能や聴力を検査して、鼻、喉にも異常がないか調べてくれます。

その結果、異常がなければ、別の病気や心因性のものであることも考えられますので、総合病院や心療内科などを当たってみましょう。

自宅で簡単にできる耳鳴り対策

自分の症状や原因がわかったところで、病院でのお薬や治療のほかに自宅で出来る対策をご紹介します。
いくつか知っておくだけで、症状が出た時に辛くならずに済むこともありますよ。

生活習慣の見直し

耳鳴りはストレスが原因となっていることが多いので、リラックスを心がけ、疲れやストレスを溜めないことが重要です。
また、規則正しい食事と充分な睡眠、適度な運動を心がけ、自律神経のバランスを整えることも、耳鳴りの予防につながります。

ストレッチ

心と身体の緊張が強いと、ストレスを感じやすく耳鳴りも起こりやすくなってしまいます。
寝る前や朝起きた時、ふとんの上で全身のストレッチをしてみましょう。

硬い身体をグイグイ伸ばしたり、難しいヨガのポーズに挑戦したりするのではなく、ただ気持ちよく筋肉を伸ばすという感覚で、リラックスして行いましょう。
鼻から息を吸って、口からゆっくり吐きながら行うのがポイントです。

ツボ

耳鳴りにはツボ押しも効果が高いので、2箇所ご紹介します。
気長に押してみましょう。

①耳門(じもん)

耳のすぐ前側、三角の骨の突起ともみあげとの間をやや上ったところにあるくぼみに、耳門というツボがあります。
強めに押すと効果があります。

②翳風(えいふう)

耳たぶのすぐ後ろにある、大きなくぼみが翳風というツボです。
歯の痛みや頭痛にも効果があります。

ただし、症状が悪化したりいつもと違うなと感じた時は、すぐに中止し、受診することをおすすめします。

まずは疲れを取ることから…耳鳴り対策は焦らず

耳鳴りは、疲れやストレスが引き金になっていることが多いため、まずは規則正しい生活、そして疲れを溜めないように心がけることが大切です。
生活環境などちょっとした改善で良くなる可能性も高いので、ゆっくり、のんびり、身体も心も休めて、リラックスして過ごしてみましょう。

それでも症状が長く続くようなら、勇気を出して病院で相談してみましょう。
毎日辛い思いを抱えているより、お医者さんに話すことで気持ちが楽になりますよ!

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