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 がん

アメリカが行った、がんを予防するための国家プロジェクト「デザイナーフーズ計画」って?

日本人の死因トップは1981年以降「がん」で、がん患者数はいまだに増加傾向にあります。
アメリカでは日本よりも早い時期にがんによる死亡者数の増加が問題になり、食生活と健康の関係についての研究が進められました。
そうした中で始まったのがデザイナーフーズ計画です。

デザイナーフーズ計画とは

1960年代後半、医療費が増大したアメリカ

1960年代後半、アメリカではがんや心臓病の原因となる生活習慣病が増え、医療費が増大しました。
政府の財政にまで影響を与える状況であったため、巨額の予算を投入して治療技術の改善などに取り組みましたが、がんの患者数は増える一方でした。
そこでアメリカ政府は方向を転換し、治療から予防に焦点を当てるようになったのです。

その結果、アメリカ人の肉中心の食生活が健康に悪影響を与えていることがわかり、食事と健康についての研究が盛んに行われるようになりました。

1990年にスタート

こうしてさまざまな研究が進み、1990年にアメリカ国立がん研究所によってデザイナーフーズ計画が発表されました。
この計画はがん予防効果のある食品や成分を探し、さらに有効な食品を作り出すことを目的とした国家プロジェクトです。
長年の疫学的研究に基づいて、がん予防効果のある約40種類の食品が「デザイナーフーズピラミッド」にまとめられました。

デザイナーフーズ計画が中止になってしまった理由

1990年にスタートしたデザイナーフーズ計画ですが、3年後の1993年に中止となってしまいました。
がん予防効果のある食品や成分を見つけることはできたのですが、それを有効に活用する方法が見つからなかったのです。
当初の目的をなかなか果たすことができず、政府からの予算がカットされ、デザイナーフーズ計画自体も中止になってしまいました。

デザイナーフーズ計画の成果は?

当初の目的を達成できずに終了してしまったデザイナーフーズ計画ですが、きちんとした成果も残しています。
アメリカ国民の野菜と果物の摂取量は増加し、1995年にはアメリカ人一人当たりの野菜摂取量が日本人の摂取量を上回りました。
また、デザイナーフーズ計画が発表された1990年から95年のがんの死亡率は毎年平均で0.7%減少し、5年間で計2.6%減少しました。

デザイナーフーズ計画によって効果が認められた食品

約40種類ある、デザイナーフーズピラミッドに含まれる食品の中から、私たちに身近な食品を5つ紹介します。

にんにく

デザイナーフーズピラミッドの頂点(最もがん予防に効果的)にあるのがにんにくです。
にんにくのにおいのもとであるイオウ化合物には強力な抗酸化作用があります。
また、血行促進効果や血液をサラサラにする効果があるため、がん予防の他に高血圧や動脈硬化にも効果的です。

参考:がん予防に効果的!にんにくに含まれるアリシンのパワーとは?

キャベツ

キャベツには免疫力を高める成分であるイソチアシネートや発がん物質を抑制する酵素ペルオキシダーゼが含まれています。

キャベツには乳酸菌もあるんです!
詳しくはコチラもあわせてご覧ください。

にんじん

にんじんには抗酸化作用のあるカロテンが豊富に含まれています。
カロテンは体内に入ると免疫力を高めるビタミンAにも変化するため、風邪などの予防にも効果があります。

タマネギ

タマネギはにんにくと同じユリ科の植物です。
タマネギの辛み成分もイオウ化合物であり、抗酸化作用が強いため、がん予防に効果的です。

トマト

トマトには抗酸化作用が強いリコピンが含まれています。
また、がん予防に効果的なビタミンA・C・Eも豊富に含まれています。

トマトの効果を最大限に引き出すアレンジレシピ!
詳しくはコチラをご覧ください。

まとめ

デザイナーフーズ計画で発表された食品は、がんの予防効果以外にもさまざまな健康効果があります。
ここに挙げた食品を参考に健康的な食事に気を配り、がんを予防していきましょう!

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