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      2016/03/30

 病気

なぜ、塩分を摂りすぎると高血圧になってしまうのか?日本人は高血圧になりやすい?

高血圧は動脈硬化などさまざまな病気の原因になります。
塩分の摂りすぎが高血圧につながることはよく知られていると思いますが、なぜ血圧が上がるのかご存知ですか?
今回は塩分と血圧の関係性について見ていきます。

塩分の摂りすぎで血圧が上がる理由

塩分は体に必要なものですが、過剰に摂りすぎると高血圧の原因になります。

体内のナトリウム濃度

塩分に含まれるナトリウムが体内に余ると、腎臓によって処理され、体外に排出されるため、血液中のナトリウム濃度が一定に保たれます。
しかし、塩分を摂りすぎると腎臓で処理しきれなくなり、血液中のナトリウム濃度が上がってしまうため、水分を取り込んで薄めようとします。

その結果、血液量が増えるため、血管に圧力がかかり、血圧が上昇してしまうのです。

血管が収縮する

ナトリウムは、血管を収縮させる働きがある交感神経に作用します。
また、筋肉を収縮させる働きもあるため、血管も収縮してしまいます。

つまり、塩分を摂りすぎると体内のナトリウムが増え、血管を収縮させる働きが強まるため、血圧も上昇してしまうのです。

日本人は塩分の摂りすぎで血圧が上がりやすい?

食塩感受性高血圧

日本人は塩分に対する感受性が強いため、高血圧になりやすいと言われています。
これは遺伝子要因が強く、塩分に対する感受性が影響している高血圧を食塩感受性高血圧と言います。
塩分に対する感受性が強い人の割合は黒人が80%と最も高く、白人は30%、日本人は50%ほどと言われています。

食塩感受性が高血圧につながる理由

食塩感受性高血圧の人は、ナトリウムの排出機能を持つ腎臓に障害が出やすい傾向があります。
塩分を摂りすぎると、腎臓の交感神経が刺激され、塩分の排出に関係する遺伝子の働きが抑制されてしまい、血液中のナトリウム濃度が上がってしまいます。
そうなると、水分の取り込む量が増え、血液量も増えるため、血圧が上昇するのです。

食塩感受性高血圧はリスクが高い

食塩感受性高血圧の診断基準は明確ではないですが、両親が高血圧、肥満気味、中高年、腎臓障害がある、外食が多いという人は食塩感受性高血圧になりやすい傾向があります。
また、食塩感受性高血圧の人は血管や心臓にかかる負担が大きいため、脳梗塞や心筋梗塞などを発症するリスクが高いと言われています。
食塩感受性高血圧になる可能性がある人は、特に塩分の摂取に気を付ける必要があります。

減塩は高血圧に効果的なのか

20%の人にしか効果がない?

高血圧の人は減塩するのが効果的とされていますが、実は約20%の人にしか顕著な効果は見られず、残りの約80%の人にはあまり効果が見られません。
これにも塩分に対する感受性が関係しており、食塩感受性高血圧の人は塩分に対する感受性が強いため、効果が現れやすいのです。

減塩は大切

効果があまり見られない人にとっても減塩は大切です。
塩分の摂りすぎは腎臓に負担をかけるため、腎臓の機能が低下し、結果的に血圧が上昇してしまうからです。
高血圧の人は1日の塩分摂取量を6g以下に抑えるようしましょう。

日常に取り入れられる減塩方法についてはコチラをご覧ください。

塩分は体に必要なものですが、摂りすぎると血圧は上昇します。
高血圧にならないために塩分摂取量をできるだけ抑えて健康な体を維持していきましょう!

食事の塩分量についてはコチラをご覧ください。

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